洗車のページ日記

洗車ページを作成した経緯や主旨を日記につづっています。

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コンパウンド

先日、twitterのフォロワーさんとコンパウンドについてツイートしました。

その際、「コンパウンド配合の用品を連続して使用して良いのか・・・」という問いに対して、自分なりの曖昧な知識を元に「 研磨剤も最近は微粒な研磨剤もあるので、そういう物であれば然程気にしなくても良いかと思いますよ。」という、少々?いい加減な解答をしてしまいました。(今日、洗車のページでシェアしたニュースフィード「洗車の仕方」にもコンパウンドが入ったWAXやコーティング剤の使用は避けてください。ということが書かれていました。)

確かに研磨剤ですから塗装等を削っている事に間違いはありません。

ですから、コーティングを施している車の場合は、基本的に補修以外にコンパウドは使用することはよろしくないと思いますし、私も使用していません。私の場合、ましてや、車購入時に施工したコーティングの保証期間は過ぎ、自分で試行錯誤・創意工夫しながらコーティングのメンテナンスをし、簡易コーティング(言葉が適切ではないかもしれません)を施している状況ですのでコンパウンドを使用していない物を使って洗車しています。

コンパウンドを使用せずに溶剤によって汚れを落としたり、傷を消す?(隠蔽?したりする)用品が増えてきた昨今、コンパウンドのイメージが悪くなりつつありますが、補修時や、どうしても落とせない汚れ等はコンパウンドを配合した用品に頼るしかないのも現状だったりします。

ということで、コンパウンドについてある程度知識を得て使用することが必要になってくるわけです。

補修材等を見ると「粗目」「中目」「細目」という記載がありますが、これは、耐水性サンドペーパでいう番手のことで、コンパウンドの粒子の大きさの違いです。

 

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この様な記載です。

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WAXを始め、水垢や傷消し可能なシャンプー等が車の色によって違いがあるのもコンパウンドが違うからです。

淡色車用、濃色車用に分かれていたりしますよね。

濃紺車用をコンパウンドで削ると傷が目立つ為、細かいコンパウンドを使用し、淡色車は傷が目立たない傾向にあるので濃紺車よりも粗いコンパウンドが使用されています。

昔の淡色(白等)は(今も一部の車種にあるかな)クリアーが塗装されていない車種があり、白の塗装が集めに塗られていたという話を聞きますが、最近はクリアーが塗装されていたり、メタリックやパール用に分かれていたりします。

因みに、お断りしておきますが、個人的に調べた情報で、専門家ではないのでツッコミは無しでお願いします。┏○))ペコり

 

しかし、実際にどれくらいのコンパウンドが使用されているのかは一部の商品を除き殆ど書かれていません。これは、どうもコンパウンドについての定義が曖昧だからみたいです。

そこで、ネットという便利なツールで(有り難いですねぇ~)色々調べてみました。

 

まず、大まかに表に求めてみました。

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この表を見ていただくと、何をどの目的で使うのか分かります。(拡大して見えるかな?)

 

大まかに見ても、補修時以外(しつこい汚れ落とし含め)は超微粒子/極超微粒子(2μ)以上のコンパウンドで磨いたりすると目視で傷が確認出来るくらいになってしまうという事は素人でも分かるかと思います。

業者の方が、市販品のコンパウンドで磨く気にはならないという話を耳にしたことがありますが、業者さんの場合は、ダブルアクション(回転だけではなく上下の振動がある)ではなくシングルアクション(回転だけ)のポリッシャーコンパウンドを使い分け、バフも使い分け、何回かに分けて磨くことを考えるとうなずけます。

 

では、コンパウンド配合の商品を使うのはまずいのか?

2つ目の表に塗装の厚さや研磨可能な厚さ、細目で1回に磨ける厚さをまとめましたが、

大雑把に言うと、細目でも1度に磨けるのは0.1ミクロン程度、傷は別ですが単純計算で200~300回は研磨しないかぎりは塗装は剥げないということになります。

あくまでも傷や塗装へのダメージは別です。

ですから、色や塗装によるので一概に言えませんが、超微粒子/極超微粒子であれば目に見えて(顕微鏡などで見たらあるのかもしれませんが)傷が付くということは無いのではないかと・・・(意見には個人差があります。判断は各個人でお願いします。)

勿論、水洗い等をして磨く前に傷の原因になる様な汚れ等をしっかり落としておくことが前提ですし、磨き方(分割して縦方向、横方向に磨くなど)を考え、仕上げまでの番手を考えて作業する必要があります。

コンパウンドシャンプーの場合も、いきなり洗ってしまったら水垢落としをそのまま施工していることになります。

 

参考までに市販品のコンパウンド配合(調べて分かっただけ)の商品の粒子の大きさを書いておきます。

 

①武蔵ホルト ラビングコンパウンド 粗目(サビ取り下地剤)・・・50μ

※これは完全に補修時用ですね。

②ソフト99仕上げ用・・・3μ

※補修だけではなく汚れ落としに使うかな・・・

③Willson鏡面仕上げ(ポリマーワックス、ポリマーコート下地剤)・・・1μ

④PROSTAFF 魁 磨き塾 コンパウンドシャンプー・・・1μ

⑤ソフト99超鏡面用・・・0.5μ

リンレイ鏡面仕上げミラックス・・・0.02μ

※③④までは下地剤、⑤⑥は仕上げ用

 

磨き後は、脱脂等(コンパウンドシャンプーはいらないかな)をして、WAX、コーティング等を施工を(保護の為)推奨します。再度、水垢やくすみ、洗車キズ、ウォータースポット、劣化被膜等が気になった時だけ再度施工すれば良いという事になりますし、塗装に対してのダメージも気にすることはなく最小限に抑えることが出来るのではないかと思います。